毎日、自己のきらいなことを二つずつ行うのは魂のためによいことだ。
~ サマセット・モーム(小説家) ~
誰もが、好きなことだけをやって毎日を過ごしたいと思ったことがあるはずです。
時間を気にせずに没頭して、疲れたら休んで、また好きなことを始めての繰り返し。
そんな夢のような生活が出来たら、どんなに素晴らしい事でしょうか。
ですが、好きなことだけをやることは、それ以外のことには手を付けないということになります。
少しでも嫌だと思ったら、もう二度と手を付けることすらしなくなるはずです。
今までの人生を振り返ってみてください。
あなたの経験の中で、自分を成長させたきっかけとなる出来事は、どんなことでしたか?
おそらく、ただ楽しいだけの事ではなかったはずです。
喜びばかりの人生もなければ、悲しみばかりの人生もありません。
割合こそ個人で違うかもしれませんが、そのどちらもあるからこそ人生なのです。
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学生の時、得意科目と苦手科目があったはずです。
今、あなたの人生において、得意科目だった事柄を活かしているでしょうか?
苦手科目はまったく役に立たなかったのでしょうか?
物事というのは、最後の時がくるまで、それが正しいのかどうかはわかりません。
あなたの好きなことが、あなたの本当に好きなことなのかは、まだわからないのです。
もっと他に興味のあることが出てくるかもしれないですし、苦手だと思ってたことが好きになるかもしれません。
大人になるほどに、嫌だと思うことを遠ざけがちです。
上手く逃げる術を手に入れて、苦手なことをしなくても立ち回れるようになるからです。
ですが、あなたの苦手なことが、本当に苦手なのかはやってみないとわかりません。
過去に失敗したからと言って、また失敗するとは限らないのですから。
好きなことだけをやる人生は、ある意味、自分の可能性を閉ざしてしまいます。
苦手だと思うことを1日1つでいいので、試してみましょう。
もしかしたら、克服できている可能性もあるのですから。