伸びるときは必ず抵抗がある。
~ 本田宗一郎(本田技研工業創業者) ~
成功者と言われる人には、必ず乗り越えてきたものがあります。
それは失敗と挫折。
世に出ている書籍を見ていれば分かる通り、一度の失敗もなしに成功した人はいません。
つまり、挫折も失敗も、よくあることなのです。
そのよくあることを怖がり過ぎて、何もしないのであれば本末転倒です。
何かを動かすとき、何かを始めるとき、何かを止めるとき。
踏ん切りがつかないことがあります。
また、頑張っているはずなのに、なぜかうまくいかないとき。
スランプ状態に陥り、焦燥感にさいなまれることもあります。
その心に立ちはだかる抵抗は、一体、なんの抵抗なのでしょうか?
なぜ、心が拒否反応を示すのでしょうか?
それは、今と状況を変えることにより、より悪化するかもしれない、失敗するかもしれないという不安。
その一方で、スランプの時は、このまま何も変わらないんじゃないかという不安。
一見相反することにも見えますが、根底にあるものは不安という心そのもの。
誰でも、安定している状態から現状を変えようとしたり、また、変えようとしているのに変わらないままの状態なら不安になります。
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思った通りの成果が得られない(もしくは得られるという保証がない)状態は、心にとって安心できる状態じゃないからです。
だからこそ、それらに対する覚悟が必要になります。
不安や焦燥感という心の抵抗に立ち向かう、強い意思が必要となるのです。
言い方を変えるならば、心の抵抗がないようなことは、成長も見込めないもの。
なぜなら、それはもうあなたの中でマスターしていることだからです。
解き方の分かっているパズルを百回解いたとしても能力が上がるわけがありません。
難易度を上げていくことで、レベルが上がるのです。
ただし、一度だけパズルが解けたからと言って、それが本当に実力だったのかは誰にもわからないもの。
だからこそ、本当の実力だとわかるまでは何度かは繰り返す必要があります。
スランプ状態とは、まさにこのこと。
スランプなのは、今あなたが持ってる能力を確固たるものにするための時期だと思いましょう。
自分の実力として身につけたのなら、必ず、また新しくチャレンジするものが出てきます。焦る必要はありません。
新しい事にチャレンジし、そして、失敗や挫折や停滞を繰り返してこそ何かを得るのです。
抵抗があることは、あなたがまだマスターしておらず挑戦する価値があるということ。
その挑戦の先には、今よりも成長したあなたが待っているのです。
挫折や失敗なんで山ほどあっていいんです。とにかくチャレンジしてみましょう。