人間は自由であり、つねに自分自身の選択によって行動すべきものである。
~ サルトル(哲学者) ~
「自分は自由だ」と心から思っている人は、一体どのくらい存在するのでしょうか?
仕事に追われ、家事に追われ、時間に追われていると自分には「自由なんてない」と思いがちです。まして、その生活をずっと続けていると、心身ともに疲弊してしまいます。
やらなければいけないことと、自由がないということは、必ずしもイコールではありません。
例えば、仕事や家事に追われている場合、それは「自由がない」のではなく「休みがない」ということです。
「休みがない」ということと、「自由がない」ということは、かなり意味合いが違います。
あなたの心も、あなたの体も、あなたの人生も、全てあなただけのものです。
疲れたら休めばいいですし、手を抜くことがあってもいいですし、どれだけ愚痴を言ったってかまいません。
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それを許可するのは他ならぬ自分です。
他人がどれだけ言ったとしても、最後に決めるのは自分なのです。
だからこそ、どんな苦境に陥ったとしても、自分を全否定することだけはしてはいけません。
自分の人生を、誰かに委ねたり頼ったりしようとすること自体、本末転倒な話なのです。
確かに、選択肢がない場合もあるし、本来の意志と反対のことをしなければいけないこともあるでしょう。
でも、そのすべてにおいて決定権は自分にあるということを忘れてはいけません。
「やらされている」ではなく、「やっている」と思うことで、主導権があるように思えませんか?
どんなときでも、自分は自由であると気づくべきです。
あくまでも、今の自分は過去の自分が選択した道の上に立っているのです。
人間は意識しようとしまいと、なりたい人間になるように行動しているのです。
もう一度、冷静に今の状況を分析してみましょう。
決定権はすべて自分にあります。
常に心は自由であると確認した上で、自分の意志で進むべき道を選択しましょう。