苦労で苦痛を和らげる

楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ。

~ シェイクスピア(劇作家) ~

苦痛だと思うことをやらなければいけない時は、誰しも心が折れそうになります。

やらなくていいのであれば、やらないという選択肢はありますが、大体の場合、避けて通れない事柄の方が多いことでしょう。

そういう場合は、あえて、他の事に意識を向けるのです。

物事の解決には、向き合うことが必要だと何回も書いてはおりますが、心が折れそうなとき向き合ってはいけません
解決をするどころか、悪い方へ行く可能性が多いからです。

よく、「楽しい事を考えるといい」とも言いますが、今度はその楽しさと現実のギャップに苦しめられることになります。
だからこそ、楽しい事を考えればいいというわけではないのです。

では、どうすれば苦痛を癒すことができるのでしょうか?
それは、大変だと思うことを楽しんでやってみるのです。

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あえて、資格に挑戦してみるとか、筋力トレーニングを始めてみるとか、仕事に本気を出してみるとか、苦手な人とコミュニケーションを取ってみるなど、普段は大変だと思うことに挑戦してみるのです。

人間、調子が良くて絶好調の時に、あえて大変なことをしようとは思いません
そういう時は、自分の好きなことをして、その喜びを存分に味わおうとします。
だからこそ、積極的に大変なことや嫌なことをしようとは思わないのです。

今、あなたが何かに悩み、苦痛を感じるくらいなのであれば、それ以外の大変だと思うことにチャレンジすべきです。

例えが悪いかもしれませんが、大変なことや辛い事はまとめてやってしまおうというイメージです。
せっかく落ち込んで苦しんでいるのであれば、今のうちに嫌なことに手を付けてしまえばいいのです。

今が大変だと、新たな問題に手を向けることを恐れるかもしれませんが、人間は頭の切り替えが上手くいけば、まったく新たな想いが芽生える可能性があるのです。
それが、解決策であったり、気付きであったりしますが、大体は、感情が落ち着くことで冷静に分析できるようになります。

苦痛を癒すために、楽しい事を思うのは逆効果。
大変だと思うことに着手し、それを乗り越えようとする自分の力を感じることこそが、苦痛を癒す手がかりとなるのです。
恐れることはありません。嫌なことはまとめて片付けてしまいましょう。

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