ためになる失敗

失敗とは転ぶことではなく、そのまま起きあがらないことなのです。

~  メアリー・ピックフォード(女優) ~

失敗をすると、誰でも落ち込みますし、やる気もなくなります。

なぜ、失敗してしまったのか原因を探る人もいれば、投げやりになる人もいるでしょう。
もしかしたら、ショックを受けて体調を崩してしまう人もいるかもしれません。

でも、その失敗は、本当に失敗だったのでしょうか?

失敗というのは、何かをやり損ねたり良い結果が得られなかったりするということです。
今の時点では、確かに失敗をしたという現実からは逃れられません。

反省するところや、改善するところ、「ああすればよかった」「こうすればよかった」という後悔など、次々と色々な感情が浮かんでくるものです。

ここで大切なのは、同じ失敗を繰り返さないということ。

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たとえ一度失敗したとしても、それ以降同じ失敗を繰り返さなくなるのなら、最初の失敗は「ためになる失敗」だったということになります。

物事の善し悪しというのは、どの期間で区切るかによって見方が変わります。

最初の失敗の時点で区切れば、それは紛れもない失敗
ですが、それから同じ失敗を繰り返さないまま現在まで来たのなら「あの時に失敗してよかった」と思える「ためになる失敗」となるのです。

自分自身が嫌になるような大きな失敗を起こしてしまったとしても、その失敗をただの失敗で終わらせないでください。

失敗は辛いことですが、乗り越えることができたら、かけがえのない財産になります。
麦が踏まれて強くなるように、失敗を乗り越えた人は人間としての輝きが増します。
そして、ふと気がつくと、笑って自分の失敗を話せるようになるのです。

失敗した心の辛さを取り払うには、失敗ではなかったと笑えるくらいになることです。

落ち込んだり嘆いたりしている時間があるのなら、割り切って未来に向かって進みましょう。
いつの日か「あの時、本当に大変だったなぁ」と笑うために、失敗を失敗で終わらせないために、教訓として甘んじて受け止めるのです。

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