世界を怖れるな、唯自己を怖れよ
~ 杉浦重剛(教育者・思想家) ~
ともすれば、自分以外はすべて敵だと思う時があるかもしれません。
好景気の時と違い、不景気の時は社会全体がピリピリしているので、どうしてもそう感じることが多くなるのでしょう。
競争社会と呼ばれる中で、甘さを見せれば出し抜かれ、弱さを見せればつけこまれ、追いついたと思っては引き離され、休む間もなく、敵が誰なのかもわからず戦い続ける。
かと言って、地位や安定など手にしたからといって、明日にはどうなるかわからない危うさを秘めているのが今の現状とも言えます。
そんな中で成功しようとするならば、やはりそれ相応の覚悟が必要になります。
ですが、常に神経をとがらせていることは不可能です。
スポンサーリンク
だからこそ、本当に怖れるべき存在は何なのかを今一度確認しておきましょう。
成功のために怖れなければいけないのは、他人の評価や失敗などではありません。
最も怖れなければいけないもの。
それは、あなた自身です。
どんなに優秀な能力を持っていたとしても、どんなに素晴らしい知識があったとしても、使わなければ意味がありません。
成功のために最も必要なこととは、あなた自身があきらめてしまわないことです。
世界を怖れてチャレンジしないということは、自分の可能性を丸ごと否定していること。
望む望まないにかかわらず、評価というものは他人が勝手にするものです。
わざわざ自分の可能性を低く評価する必要なんてありません。
あなたの成功を妨げているものの一つに、まずは自分自身も含まれると言うことを、常に心に留めておきましょう。