神は細部に宿る。
～ アビ・ヴァールブルク（美術史家） ～
何かを創り出すとき、まるで誰かの意思で動くかのような感覚を経験することがあります。
殆どの場合が、真摯に取り組んでいる時や、ふと気が緩んだ瞬間に体験します。
特にインスピレーションを生業としている人は、よく「神様が降りてきた」という言葉を使うことも多いでしょう。
デザイン系や執筆関係、プログラム作成やアーティストなどはイメージしやすいと思いますが、それ以外でも、実に日常的なところで経験することがあります。
例えば、ふと何かのアイデアが浮かんだり閃いたりすることもその一つです。
その場合、意識していなくても、真摯に考えていたという証拠です。
何も、仕事や勉強だけが「真摯に取り組んでいる」とは限りません。
遊びでも趣味でも、自分の心をフルに使って真剣にやることこそが、真摯に取り組んでいることなのです。
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つまり、「なあなあ」や「だらだら」していては、この感覚は味わえないという事。
何でもいいので、一つの事を、自分の全神経をかけて、丁寧に行ってみましょう。
そうすれば、今まで気がつかなかった部分を見つけ出せるかもしれません。
丁寧な仕事をするということは、それだけ細部にこだわって真摯に向き合うということです。
毎日、同じ作業や同じ生活に慣れてしまうと、いつのまにか人は怠惰になり、手を抜きやすくなります。
インスピレーションは、自分の心の中からのメッセージそのものです。
閃いたことを真摯に取り組むようにすれば、物事は思いのほか上手く回るようになります。
決して「面倒くさい」と打ち消すことなく、すぐ行動するように心がけましょう。