するべきことを見つける

自分の目を曇らせることなく、依存することなく、政治や不況のせいにせず取り組んで欲しい。そうすれば自分のするべきことは必ず見えてくるものです。

~ 鈴木敏文(イトーヨーカドー会長)~

自分が何をすべきなのかわからない。
自分のやりたいことが見つからない。

子供のころは、先生や親が言うことをやればよかった。
社会に出てからは、上司や先輩が言うことをやればよかった。

今、何をすべきなのかわからない人は、きっと、人の言葉を真摯に聞いて真面目に取り組んできた人だったのでしょう。

誰かからの指示を受け、きちんとやり遂げる

一見すると簡単そうに見えますが、実際にやろうとすると思った以上に大変なことです。

しかしながら、年代を重ねるごとに、指示を受ける側から、指示を出す側へと変わらなければいけません。

指示を出すということは、何をやらなければいけないかを見極め、必要なものを選び伝えること。
わかりやすく簡潔な指示を出すことができれば、指示を受けて動く人も理解しやすくお互いの満足度も増すことでしょう。

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何をするべきかわからないということは、何が必要なものかがわかっていないということ。

あなたは、ここまで沢山の人から指示をされて生きてきました。
その指示の中には、理不尽なものもあれば、難解なものもあったことでしょう。
でも、とてもわかりやすく、理解しやすい指示もあったはずです。

何が言いたいのかというと、指示を受けて動くのなら「なぜこの指示が出たのか」ということまで考えてみましょう。

言われたことを、そつなくこなすだけでも生きていけます。
しかしながら、いずれ立場が上がれば、自らが指揮を執ることも考えられます。

その指示の意味、背景、理解度、効率化できないかなど、都度都度、考えてみるのです。
いろいろな方面から考えることで、より深く、より応用が利く体験として刻み込まれます。

言われたことに関して、自分なりに考えて解釈するということは、将来必ず役に立ちます。
一時の感情に左右されることなく、情勢に振り回されることなく、自らの心の目をもって見て考えるのです。
そうすれば、きっと、なにをすべきかがわかることでしょう。

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