外見で印象付ける

人は一般的に、内容よりも外見で判断する。
内面を判断できる洞察力をもつ者はまれである。

~ マキャベリ(政治思想家) ~

「外見よりも、内面が大事だ」という言葉は常々聞きますが、実際のところは、そんなことはありません

厳密にいうと、最終的には内面が一番大事なのですが、だからといって外見に意味がないわけではありません。

ただし、ここで言う外見は、身体的美しさとかそういうものではなく、身だしなみの事です。

「自分の内面を見てほしいから、わざと変な格好をしたり、変な態度をしてみたりする」
「どんな姿でも、内面を見る人なら、きっとわかってくれるはず」

ハッキリ言いますが、余程のことがない限りは、そんな姿の人の内面を知ろうとは思わないのが現実です。

なぜならば、最初から相手を信用していないからです。

外見に惑わされず、内面を見極めてほしいという気持ちは、裏を返せば、自分を裏切らない相手がほしいということです。

でも、あなたは既に外見で相手をだましていることになります。

ドラマや小説などでは、それこそドラマチックに描かれますが、現実社会においては、まずそこまで仲を深めようとは思えないのが現状です。

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なぜなら、相手も裏切られたくはないですし、だまされたくもないからです。
そもそも、逆の立場で考えてみましょう。積極的に話しかける気持ちになるでしょうか?

外見を整えるということは、整形をしたりメイクをしたりすることではありません。
清潔感のある恰好をするということです。

自分では気にならなくても、他人の目はわりと色々なところを見ています。

清潔感が漂う人は、それだけで生活がきちんとして誠実な印象を持ちませんか?
逆に不潔感が漂う人は、ずぼらで大雑把な印象を持ちませんか?

他人が自分に対して抱く印象は、とても勝手なものです。
ですが、清潔感は自分で作り出すことが可能です。

男性であれば、よれよれのYシャツを着るよりも、ピシッとアイロンがけされたYシャツを着ると心が引き締まります。

女性であれば、ゴテゴテのネイルやメイクをするよりも、短くそろえて磨かれた爪やナチュラルメイクの方が、きちんとしてると思われるのです。

そして、男女共通しているのが、猫背ではなく姿勢を正すこと。
若い人に多いのですが、口をあけっぱなしにしないこと。

ほんのちょっとした心がけで、印象は随分と変わります。

内面を見てほしいのであれば、まずは外見を整えるところから始めましょう。
「きちんとする」と決めて外見を整えるだけで、心の在り方まで変わる可能性もあります。
まずは、外見で好感をもたれるようにしてみましょう。

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