よりよい成果が得られるのは、自分が一番好きな仕事をしているときだろうね。
だから、人生の目標は、自分が好きなことを選ぶべきなんだ。
~ アンドリュー・カーネギー(アメリカの実業家) ~
自分の好きなことを仕事にできたら、どんなに素晴らしい事でしょう。
今の世の中で、自分の好きなことを仕事にしたいと思っている人は、おそらく想像以上に多いはず。
逆に言えば、そう思うということは、今の仕事がいかに自分の好きなことからかけ離れているかを表しています。
ではなぜ、あなたはその仕事を選んだのでしょうか。
今の仕事の条件がよかった。
他の仕事が見つからなかった。
やりたい仕事が募集されてなかった。
さまざまな理由があるとは思いますが、どれも妥協したと言われかねない理由です。
そもそも、「お金さえもらえれば何の仕事でもいい」という考えの人は、仕事に対して不平は少ないはずです。
なぜならば、仕事の目的が「お金を得ること」と考えているので、最終的にお金をもらえれば納得する分、仕事であれこれ悩むことがありません。
それはつまり、仕事以外に好きなことがあり、それが第一優先だからこそできること。
そのためにお金が必要であり、仕事はそのお金を稼ぐための手段だと割り切っているからです。
でも、そうは思えない人もいます。
仕事にやりがいを求めるということは、仕事をお金を稼ぐ手段だと割り切っていません。
自分の人生で欠かせないものの一つとして、仕事を考えているのです。
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このタイプが、実際にやりたいことを仕事に選ばないと、仕事にやりがいを感じられなくなってしまうのです。
仮に、自分ではそこまで仕事について考えてないと思っていたとしても、仕事にやりがいを感じられてないということは、仕事をただのお金を稼ぐ手段だと思えていない証拠です。
となると、解決方法は二つ。
「今の仕事を好きになる」か、「好きな仕事に就くか」のどちらかです。
仕事にやりがいを感じられないもやもやは、自然に解消することは絶対にあり得ません。
くすぶった思いは、ずっとずっと残り火のように心を疲弊させていくのです。
いずれ、自分の心と向き合わなければならない時期が必ずやってきます。
ここで、しっかりと考えておかなければならないのが、あなたの「やりたい仕事」についてです。
ただ漠然とした思いでまた仕事に就くと、遅かれ早かれまた仕事にやりがいを感じられないという悩みを持ってしまうでしょう。
だからこそ、本当は何が好きなのか。
本当は何を仕事にしたいのか。
この二つについて、真剣に考える必要があります。
これだけは「本当に好きで好きでたまらない」というものを見極めなければならないのです。
自分の好きなものを見極めるというのは、想像以上に難しいもの。
「それなりに好き」「なんとなく好き」「とりあえず好き」ではまだまだ弱い。
たくさんの好きなものの中から、これが一番だというものを見つけ出さなければならないのです。
今の仕事に不満があるのであれば、まず自分は何が好きなのかを真剣に考えましょう。
そして、確信を持てたなら、それを仕事にできるように動くことです。
本当にやりたいことが仕事になれば、仕事が苦痛ではなくなり、むしろ人生の目標の一部となるでしょう。