恋と同じで憎悪も人を信じやすくさせる。
~ ルソー(哲学者) ~
恋と憎悪には、共通していることがあります。
それは、どちらの感情も、自分で自分の心をコントロールできないほどの強い感情だということです。
強い思いというのは、時に人を勇気づけ、時に人を救うのですが、気をつけなければいけないこともあります。
それは、強い思いが心の中にある時ほど、周りの言葉が耳に入らないということ。
よく「恋は盲目」という言葉を聞きますが、まさにこの状態と言えるでしょう。
自分の今までの世界観を変えてしまうくらいの威力が、恋にはあります。
同じように、誰かに対する憎悪も、自分で自分の心をコントロールできないほどの強い感情と言えます。
相手に対して強すぎる感情を持つことは、冷静な判断が出来なくなりやすいのです。
恋も憎しみも、それを糧にして頑張ることが出来る人もいることでしょう。
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良くも悪くも、人間が頑張るためには、何かしらの心を動かす何かが必要になります。
それは人それぞれ違っていて、自分の信念だったり、夢だったり、希望だったり、恋愛だったり、憎しみだったりするのです。
ただ、恋愛と憎しみの時は気をつけなければいけません。
それは、信念や夢や希望は、あくまでも自分の意思で維持できる感情なのに対して、恋愛と憎しみは相手がいるということです。
恋する相手の言う事を、自分の心で考えることもなく、良いことも悪いことも盲目的に信じてはいけません。
憎しみを持つ相手に関する悪い情報を、自分で確かめることもなく、盲目的に信じるのはよくありません。
周りの意見を全て聞かなくてもいいのですが、耳を傾けることは大事です。
もしかしたら、自分では見えなかった側面があるかもしれないからです。
ただ、その意見を自分の中に取り入れるかどうかは、あなたがその時に決めればいいのです。だからこそ、周りの意見は聞くだけ聞いておきましょう。
どれだけ人を愛したとしても、どれだけ人を憎んだとしても、あなたはあなたの人生を生きねばなりません。
自分の心の中にある強い思いに、自分の人生を預けてしまわないようにしましょう。