人生には進捗と退歩の二つしかない。現状維持とはつまり退歩している証なのだ。
~ ニーチェ(哲学者) ~
どれだけ「自分はこのままでいい」と思っていたとしても、時間が過ぎていく以上、物事は変化していきます。
現状維持にこだわるということは、実は色々なものを見失っている可能性が高いのです。
「このままでいい」と思えるくらい充実した時間(人生)を過ごしている人は、そこが「一番素晴らしい場所」だと信じて疑いません。
そんなに素晴らしい場所から、わざわざ移動しようなんて考えるだけ馬鹿らしいとすら思うことでしょう。
でも、少し考えてみてください。
あなたが思っている「一番素晴らしい場所」は、あくまでも今までの人生が基準です。
ということは、これから先、もっと素晴らしい場所がある可能性もあるのです。
もちろん、その逆も十分考えられますが。
現状に甘んじるということは、今よりも辛いことが起きる心配はありません。
それと同時に、今よりも幸せなことが起きる可能性もありません。
確かに、状況を変えようとしたり、何かを始めようとするとき、失敗というリスクはあります。
でも、それと同じく成功するかもしれない可能性を秘めているのです。
「いいこと」と「悪いこと」が起きる可能性が五分五分と言われると、確率的には同じなのに、なぜか「悪いこと」の確立が高いと感じて二の足を踏んでしまいがちです。
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誰でも失敗は嫌ですし、危険を冒したくないですから当然です。
失敗を恐れてチャレンジをしないことは、本来、手にしていたかもしれない成功をも見逃すこと。本当にこれでいいのでしょうか。
やってもみないのに、自分の可能性を自分で消してしまうのはもったいないことです。
前に進んでも、後ろに逃げても、自分の人生は自分が責任を取らなければなりません。
だとすれば、自分の可能性を信じ、前に進む勇気をちょっとだけ出してみてはいかがでしょうか?
「成功なんてしなくても、失敗さえしなければいい」
確かに、そういう考え方もあります。むしろ、この考え方が一般的だとすら思います。
しかし、現状を維持するということは、自分には同じ場所にいるように見えていたとしても、他人から見るとどんどん遠ざかっていくように見えます。
なぜなら、時間は平等に流れていくし、時代は常に変わっていくからです。
本当にこのままでいいですか?
「このまま」の状態を続けるために、何かを変えなければいけないことはありませんか?
もし、変える必要がないのであれば、この機会に何か他のことを始めてみませんか?
「このままでいい」と思う気持ちが出てきたら、そろそろ次のステップへ進む合図。
未来を恐れずに、より良い状況になると信じて動き出しましょう。