ものを大切にする意味

自分が触れるものには、何かしらの縁があると思って大切に扱うこと。

~ 名言・格言 言葉のチカラ(管理人) ~

人の運というものは、実に流動的なものです。
多くの人にとって、運というものは縁に基づいているとも言えます。

どれだけ実力があったとしても、それを認めてくれる人の目に触れない限り、その実力が日の目を見ることはありません
結局、何かの評価を得るためには、誰かの目に留まるという縁を大切にしなければならないのです。

では、その縁というものは、どこでつなげられるのでしょうか。
それに対しては、少し考え方を変える必要があります。

まず、縁というものは、自分に何かしら影響を及ぼすものです。
良い事も悪い事も、すべては縁によって持たされると言っても過言ではありません。

だからこそ、人間関係は大切だと言えます。
しかし、縁というものは、何も「人にだけ限って言えること」ではないのです。

あなたが触れるもの、目にするもの、心に響いたものすべては、何かしらの縁が必ずあります。

つまり、自分で購入したものはもちろん、もらいものや公共機関のもの、お気に入りの音楽や本、心に響いた言葉、どんなものでも何かの縁があるのです。

ものには魂がないと言って、なんでもぞんざいに扱う人もいるでしょう。
確かに、ものはもの。
私達と同じ動ける命があるわけではありません。

しかし、命がないからといって、ぞんざいに扱っていいわけでもありません

自分の住んでいる家や部屋、車、仕事の道具、食事や寝具など、自分の生活に密接に関係しているものこそ、大切に扱うべきです。

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なぜならば、そのものに宿る運が、あなたの運を引き上げるからです。

わかりやすいのが、スポーツ選手や職人など、いわゆる一般人と違う分野で活躍している人たち
どの分野においても、有名になればなるほど、ものに対して真摯に向かい合う機会が増えるのです。

人付き合いや愛想は悪いが、ものを大切にする人というのは、特に職人に多いかもしれません。

もちろん、認められるだけの実力や技術を身に着ける努力はした上での話ですが、人付き合いが悪いのになぜ認められる縁を手にするか不思議に思ったことはありませんか?

それは、人の縁ではなく、ものの縁を大事にしていたからです。
だからこそ、人付き合いが苦手なのであれば、ものを大切にした方がいいのです。

ただ、ここで勘違いをしてはいけないのが、何でも限度があります。
ものを大切にするばかり、自分や周りに負担をかけるようなことは良くありません

では、どうすることが、ものを大切にすることなのでしょうか?

それは、感謝の気持ちとともに、きちんと使って、手入れをして、収納すること。

当たり前のことですが、これがシンプルで一番大切にものを扱う方法です。
人には「ありがとう」と言えるのに、ものには「ありがとう」と思えないはずがありません。

感謝の気持ちをもって過ごす、というのは「自分のためにありがとう」という謙虚な気持ちから生まれるものです。

まずは、何か普段から使ってるものに「ありがとう」という思いを伝えてみましょう。
靴やスーツ、筆記用具やパソコン、車や定期入れ、眼鏡やコンタクト、あなたは実にさまざまなものから守られているのです。
ものの縁を大切にすると、良いものに巡り合えるという嬉しい縁もあります。
引っ越しや転職などを考えている人こそ、ものを大切にしましょう。

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