成功が努力の先にくるのは、辞書の中だけ。

～　ヴィダル・サスーン（ヘアドレッサー・実業家）　～

どんな偉人も、どんなに有名なスポーツ選手も、成功するためには努力があったはずです。

天才と呼ばれ語り継がれている方々も、努力という言葉とは限りませんが、必要な知識や練習をすることで、着々と成功へ近づいて行ったのです。

すなわち、成功が努力の先にくることはありません。
そう、絶対にあり得ないのです。

世の中のすべてが合理化され便利になった昨今、どうしても無駄なことは省きたくなるのはわかります。

日常生活がそうなのですから、意識がそう傾いてしまっても仕方のない事です。
人間の意識は、環境に左右されると思いますから。

しかし、努力が無駄になるということはありません。
一見、まったく関係のないことに繋がっていたりもするのです。

何より、努力をすることで培われるのは、成功への道のりだけではなく、物事に真摯に向き合う姿勢です。

合理化を追求するあまり、本質を見失いがちな今の時代だからこそ、真摯に向き合う姿勢はとても大切なのです。

仮に、あなたが想像する合理化を全て実現できたとしましょう。
その先の時間で、あなたは何をするつもりですか？

旅行、趣味、ジム通い、やりたいことは目白押しでしょう。
しかし、いつしかそれも飽きる可能性だってあるのです。

飽きることにかけた時間は、無駄なものですか？
違いますよね、その時間は有意義だったのですから、無駄ではないのです。

努力が大事だというのは、苦しんで忍耐でやれということではありません。
それが未来に繋がるのだという確信の元、明るい心で取り組むということです。
無駄を怖れてはいけません。