運命は我々の行為の半分を支配し、あとの半分を我々自身にゆだねている。
~ マキャベリ(政治思想家) ~
運命というものは、起きたその時に気づくものではありません。
どの運命も、後あとになって自分の人生に何か影響を及ぼしたからこそ「運命」だと気づくのです。
例えば今、あなたに起こった何気ない物事でも、後あと考えれば人生を変える出来事だと思える可能性もあるのです。
運命とは必ずしも劇的なものではなく、日常生活の一コマに紛れ込んでいる場合もあります。
だからこそ、ただ何もなくあきらめにも似た気持ちで過ごすのはもったいないのです。
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そして、忘れてはいけないことがひとつあります。
それは、運命の前には何をしても無力という印象がありますが、決してそうではないということです。
避けられない出来事が起きたとしても、やらなければいけない使命があったとしても、心だけはいつでも自由です。
運命は時として行動を制限してしまいますが、その運命でもままならないのが人の心。
困難に見舞われたとしても、「あきらめてしまう」のか「克服しようともがく」のか、その決定権は常に自分にあるのです。
物事に囚われて行動を制限するのは仕方ないにしても、せめて、自分の意志だけは失わないようにしましょう。
ひたすらに前を向き続けることこそが、運命を味方にする唯一の方法です。