冗談に本気を混ぜて変化をつけるのは、よいことである。
~ フランシス・ベーコン(思想家) ~
冗談というのは、ある時は場を和やかにし、ある時は緊張を緩め、ある時は慰めにもなるものです。
ただ、使い方を間違えてしまうと、空気が読めない人と思われたりもする諸刃の剣ですが、冗談をうまく使える人は、スマートな会話が出来ている人という印象を持たれることでしょう。
冗談を快く聞いているときは、どんな人間でも心の緊張が緩みリラックスしている状態です。
その会話の最中に、少しの本気を混ぜることで、心の本質にダイレクトに伝えられることがあります。
これは、逆の場合も同じです。
真剣な話を延々と続けられると、脳も心も疲れてしまいます。
そんな時、ふっと冗談が入ることで、張り詰めた心が緩み、肩の力を抜くことが出来るようになるのです。
会話に必ず冗談が必要だと言っているのではありません。
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ただ、上手く冗談が使えるようになると、話している自分も話を聞いてくれる相手も、どちらにとっても楽しい会話ができるようになります。
では、その会話術はどうすれば身に付くのでしょうか?
それは、日々の会話を、ただの会話として終わらせないことです。
家族・恋人・友人・同僚などとの会話はもちろん、テレビやラジオなどでの会話なども自分なりに真剣に聞いてみるのです。
そうすると、必ず「話に引き込ませる人」がいるはずです。
その人の話し方を参考にしてみるのです。話の内容はもちろん、応答の仕方や間合いや仕草などもチェックします。
後は、自分なりに心がけて会話をするようにしましょう。
人間は意識することで、脳に緊張が生まれ、なりたい自分に近づくように努力し始めます。
会話が苦手だと思っている人ほど、まずは会話に参加し、周りの話に耳を傾けましょう。
自分で冗談をうまく使えるようになれば、苦手だった会話が、ものすごく楽しい時間に変わるはずです。
まずは、会話から逃げずに、会話を攻略するところから始めましょう。