良い愚痴は共感を得るが、悪い愚痴は不快感を与えてしまう。
~ 名言・格言 言葉のチカラ(管理人)~
愚痴には、良い愚痴と悪い愚痴があります。
良い愚痴とは、まわりが言いにくいことや思っていることを代弁し、聞いた人が共感を得られるものです。
例えば、同じ職場の人であれば「仕事のこういうところが辛い」「こんなミスをした」という、同じ経験をしたからこそわかる愚痴。
こういう愚痴は、「ああ、この人も私と同じことを思ってるんだ」「同じ経験をしたんだ」「同じくつらい思いをしたんだ」と、聞いた相手が客観的に自分を分析するきっかけとなります。
心が落ち込んだりつらいときは、自分を客観的に分析することがとても大切です。
冷静に考えるということは、感情の浮き沈みを一旦置いておくこと。
感情を落ち着かせることで、心が立ち直る時間ができます。
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良い愚痴は、相手が自分を振り返るきっかけになる鏡のような存在なのです。
それとは逆に、悪い愚痴があります。
悪い愚痴とは、聞いた人を不快な気分にさせるものです。
具体的には、「自分がどれだけ不幸な目にあってるか」「自分がどれだけ認められないか」など、一方的な自分の苛立ちをぶつける愚痴。
同じように、特定の人を執拗に恨んだり妬んだり蔑んだりする愚痴も、聞いている人はうんざりとした思いを抱くでしょう。
共感を得られない愚痴は、不快感しか与えません。
どんなに幸せそうに見える人でも、いろいろなことを心の中で割り切って昇華して日々を生きています。不平不満がないと状態というのは、ある程度は自分の意識を変えることで作り出すことができます。
自分より上を見て羨望や嫉妬や絶望を感じるのではなく、自分より下を見て優越や侮蔑を抱くのではなく、今の自分を冷静に知ることが大切です。