常に自分の中にある答えを求めなさい。
まわりの人や、まわりの意見や、まわりの言葉に、まどわされてはいけません。
~ アイリーン・キャディ(フィンドホーン創設者) ~
自分の中で答えを出し続けるというのは、当たり前のことのように思われますが、実際はそうではありません。
まわりの言葉、まわりの意見、まわりの印象。
何かを決める基準となるものは、意外と自分の本心ではないこともあるのです。
誰かの意見を参考にしたとしても、妥協せずに100%納得して決めたのであれば、それは自分で決めたも同然なので問題ありません。
しかし、誰かの意見や言葉をそのまま考えることなく実行するということは、自分の人生を丸ごとその人に預けているようなものです。
うまく物事が進んでいる状態なら、自分の意見でも他人の意見でもどちらでもいいのです。
問題は、失敗したり行き詰まりを感じたとき。
自分の意見で決めていない人は、途端に「自分は悪くない」という考えに逃げてしまいます。
失敗したり行き詰まりを感じるときというのは、気分的に嫌なものですが、自分を振り返るチャンスでもあります。
その時間をどう使うかによって、よりよく発展させていくか、成長せずに同じ過ちを繰り返すかに道が分かれます。
自分で選んだ道を進んでいない人は、まず「あの言葉を信じなければよかった」と思うでしょう。
大切なのは、ここから。
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あの言葉を信じずに、自分で一度しっかりと考えて決めればよかった。
今度からは人の言葉だけではなく、自分でちゃんと考えよう。
あの言葉を信じずに、他の人の言葉を信じればよかった。
今度からはあの人の言葉を信じないようにしよう。
同じことがあったとしても、どう考えるかで随分と変わっていきます。
自分で考える大切さに気がついた人は、次からは少なくとも人のせいにしたりせず、自分に向き合うようになっていきます。
しかし、自分で考えずにまだ他人の言葉を信じようとするのならば、また同じようなことで悩むでしょう。
結局は、どんな事柄でも「自分で納得して決める」というところまで考えないと、うまくいかなくなったときに後悔するのです。
他人の意見を聞いて参考になったから、自分の答えを変えることがあってもいいのです。
ただ、その時は、すぐ納得して変えるのではなく、自分の中で色々考える癖をつけましょう。
他人の意見だったとしても、自分で改めて考えることで、自分の中の答えとしてきちんと理解できるのです。
ただやみくもに、右から左へならうように答えをコロコロ変えるのは得策ではありません。
人生は有限なのです。
今の時間も、無限に続くわけではありません。あなたの時間は、あなただけのもの。
その時間をどう使うのかは、あなたにすべてゆだねられているということを、決して忘れてはいけません。