天は苦心の人に負かず。
〜 日本のことわざ 〜
苦心というのは、何かを達成するために、いろいろと試行錯誤して苦労することです。
何かを為そうとするときに、必ずと言っていいほど問題はありますし、それを乗り越えなければ成功しません。
あまりにも長く苦心していると、この苦労は報われるかどうか不安になると思います。
例えば、3年5年10年とずっと苦心し続けて心が折れそうになるかもしれません。
でも、明日、突然その努力が認められる可能性は捨てきれないのです。
成功する可能性はいろいろな方向から来ます。
あなたが想像した成功が成功とは限りません。
誰にも知られなくても認められなくても、あなたが悩み苦しみながら進んできた道は、決して間違いではありません。
そして、そのひたむきな姿は、必ず天がみています。
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ここでいう天というのは、神様という意味よりも、世間の目というイメージの方がわかりやすいと思います。
自分の信じる道を、卑怯なことをせずに、唯ひたむきに頑張っている姿は、その立ち居振る舞いや表情に表れます。
その人が纏っている雰囲気が、言葉にせずとも伝えているのです。
どことなく話しやすそうな雰囲気や、安心する雰囲気、もしくは信頼できる雰囲気というのは、その人となりを表しています。
そして、自分でひたむきに頑張ることは、ひいては自分の身を守ることにも繋がります。
それは、人を見る目が自然とつくからです。
自分と同じように真摯に頑張っている人のことがわかるようになります。
いくら誠意のない人が絵空事や綺麗事を話したとしても、その言葉を薄っぺらく感じるようになってくるのです。
不遇の時代というのは、誰にでも必ずあります。
長い人もいれば短い人もいるからこそ、不公平を感じることもあるでしょう。
しかしながら、そこでへこたれたりしてしまう必要はありません。
なぜなら、あなたの頑張りはちゃんと伝わっているからです。
頑張るのは、誰かのためではなく、あくまでも自分のためなのです。