嫌なことでも、まずやってしまう。そうしないと、あなたは決して先に進めないのである。
〜 青木仁志(コンサルタント)〜
会社に属している限り、個人での自由度というものは想像以上にありません。
大企業であればまだしも、中小企業であればあるほど、一人の人間が何役もこなさなければならないのです。
その何役ものなかには、得意なものもあればやりたくないものもあります。
やりたくないものはなるべく得意な人に依頼するのが望ましいですが、人材が少ない以上、頼るべき人がいないのが現状かもしれません。
そんな時は、まず最初に片付けてしまうのです。
言うは易く行うは難しという言葉そのものなのですが、それでも、苦手なことは早めに手を付けてやるべきです。
なぜなら、時間が経つほどに雪だるまのように「やる気」と「嫌気」が増えていきます。
もうスタート時点からマイナスイメージなので、ここからプラスになることはありえないのです。
だからこそ、少しでも負担を減らすために、先に片付けるのです。
これはもう修行だと思うより他ありません。
ですが、人間は必ず進化するものです。
苦手だと思っていても、ひとつふたつ確実に仕事をこなしていくたびに、ちゃんと進化していきます。
スポンサーリンク
苦手意識は消えないかもしれませんが、それでも、少しずつ解決するスピードが上がっていくのです。
どんな仕事でも、経験が優位に立つのは変わりありません。
また、苦手なことに挑戦する時というのは、誰しもが慎重になります。
これは、苦手故に失敗する可能性が目に見えてわかる分、慎重にならざるを得ないのです。
つまり、裏を返せば、意識せずとも丁寧な仕事になりやすいということです。
好きな仕事をするというのは、今の社会ではなかなか難しいかもしれません。
ですが、出来ることを仕事にするというのは、間口が広いほど可能性があります。
苦手なことに挑戦する機会を与えられたと思って、チャレンジしてみましょう。
仕事の評価というものは、本人の意思のあずかり知らぬところで起こっているものです。
仮に、成果が中々上がらなかったとしても、前向きに立ち向かうその姿勢は、必ず誰かの目に留まるはずです。