必要な時には金銭について話すことが出来ねばならぬ。
金銭について口をつぐむ者は、一種の偽善行為である。
~ ペギー(詩人) ~
日本の風潮として、謙虚であり清貧なことが美徳であるという考え方があります。
それ自体は悪い事ではないのですが、ただ、なんでもかんでも謙虚で清貧でいると、どこかでひずみが生じてしまいます。
例えば、複数の人間が集まって、何かを行って発生した費用に関して。
(友人とのドライブで車を出した時のガソリン代とかそういうものなど)
また、頼み事や仕事などを受けた報酬に関して。
(自分に自信がなく、かかった時間や手間などを考慮せずに金額を提示するなど)
そこに金額が発生した以上、ちゃんと報告して、適正な金額を提示することが大事です。
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がめつい人だと思われたくない、せこい人だと思われたくない。
お金の話をするなんて、なんだか相手に失礼だ。
こんな金額を提示したら、相手に呆れられてしまうのではないか。
では、その分のお金(時間やその他のもの)を自分で支払って納得しますか?
納得するのなら、なにも問題ありません。
相手にとってもあなたにとっても、金銭の問題は存在すらしていません。
でも、もし納得しないのであれば、それは、あなたが相手に伝えなかったからです。
ちゃんと理由を話して金額を提示すれば、そんなもやもやを抱え込まずに済みます。
それで払ってもらえたなら解決しますし、払わずにいるのなら、払わないことを理由に疎遠になればいいだけのことです。
金銭の話はとてもデリケートで、なんだか話しづらいこともわかりますが、そんな風潮を気にすることよりも、自分の懐具合を気にすべきです。
親しき中にも礼儀あり。
特に、金銭に関しては、身内でも恋人でも友人でも知り合いでも、なあなあで終わらせるべきではありません。
これは、相手に対しても同じこと。
自分のためにも、相手のためにも、然るべき時に金銭の話ができるような付き合いをすべきです。