自分を許すこと

自分を許さないということは、世界さえも変えられる力を自分の中に閉じ込めてしまうことです。

~ パトリック・ミラー(宗教家) ~

真面目で誠実な人ほど、自分を許すことを良しとしない傾向があります。

確かに、自分に甘い人物は成長が見込めませんが、かといって、いつまでも自分を許せない人間も成長が見込めないのです。

私たちが何か過ちを犯したとき。
もしくは、後悔してもしきれないほどの失敗をしたとき。

同じ間違いをしないように、自らを戒めることはとても大切なことです。
そして、誰かに迷惑をかけたのであれば、誠意をもって謝罪しましょう。

ですが、その出来事にいつまでも囚われていてはいけません。
おそらく、自分の失敗が許せない人は、二つのパターンに分けられると思います。

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自分のプライドが傷ついて許せない人。
傷ついたり迷惑をかけた人の立場を思うがあまり、いつまでも忘れられない人。

前者であれば、プライドが傷ついたのなら、そのプライドを取り戻すだけ頑張ればいいので、進む道はもう決まっています。

問題は、後者の場合です。
相手の立場になって物事を考えるのは大事ですが、心からの謝罪をし、それを受けいれてもらえたのなら、もう過去にすべきです。
いくら悩んでも、後悔しても、時間は戻りません。
あなたがこだわっている限り、相手も忘れられないのです。

逆の立場で考えてみましょう。

心から謝罪をした人を見て、あなたは許せないでしょうか
あなたが「許す」と言ったのに、相手が自分を責め続けているのを見て、どう思うでしょうか?

相手が許してくれたのなら、自分を許さなければ相手に失礼です。
自分自身が許せないのであれば、反省点を見つけた後、ちゃんと許してあげるようにしましょう。
「戒める心」と「許す心」は、対なるものだということを、忘れないようにしましょう。

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