空しい言葉

もし。なんと空しい二文字であろう。

~ シドニィ・シェルダン(小説家) ~

もし、あの時、ああしていたのなら。
もし、あの時、違う道を選んでいたのなら。

もし、5分早く起きていたのなら。
もし、告白していたのなら。

「もし」という言葉ほど、使い方によって、空しくなる言葉はありません。

「もし、宝くじに当たったら」「もし、旅行に行くとしたら」
こういう時に使う「もし」は、明るく元気な気持ちにしてくれるので、どんどん使って構いません。

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なぜなら、その「もし」は、未来の「もし」だからです。

しかしながら、「もし、あの時・・・」と考えるのは、反省の時以外は使ってはいけません。
どう考えても後悔しか浮かびませんし、悔やんだとしても時間が戻るわけでもないからです。

過去の「もし」は、考えれば考えるほど、自分を追い詰めるだけです。

悲観的な考えをする人ほど「もし」という言葉を使います。
結局のところ、人生は決断するかしないか実行するかしないか二者択一の世界なのです。

いくら過去を悔やんでも、そこに未来はありません。
「もし」を使うのなら、未来の「もし」を使い、自分で道を切り開きましょう。