ネガティブな感情ほど、言語化できるように心がけてみよう。
~ 名言・格言 言葉のチカラ(管理人)~

感情というものは、人間として生きている以上、切っても切れないもの。
ポジティブな感情もあれば、ネガティブな感情もあるのは当然のこと。
ただ、どんな時でも、感情のままに行動して、いい方向に向かうことはほぼありません。
その感情の波が引いた後、なぜあんなことをしてしまったのかと後悔するようなことは、なるべく繰り返したくはありませんからね。
だからこそ、感情をある程度コントロールできるようになれば、自分にとって大きな強みになると思います。
ポジティブな感情の場合、ハメを外しすぎないようにということくらいで、そんなに悩むことはないと思うのですが、問題となるのは、ネガティブな感情の場合です。
ネガティブな感情というのは、心の奥底まで突き刺すナイフのようなもので、痛みだけが強く残り、冷静でいられなくなる場合も多いのです。
では、どうすれば、そのネガティブな感情と向き合えるのでしょうか。
ひとつの方法としては、ネガティブな感情を言語化してみることです。
言語化するということは、何も罵詈雑言で書き表せということではありません。
その感情が、どの分類に属するのかを冷静に分析するのです。
例えば「ゲームに負けた」という場合。
昨今のオンラインゲーム、特にFPSなどは人とやっているという意識があることもあり、勝てば高揚し、負ければ憤慨するという人も多いことでしょう。
「あー、むしゃくしゃする!」
「あいつのせいだ!」
「ほんとイライラするわ!」
心の中が、むかつく気持ち、イライラする気持ち、非難する気持ち、悔しい気持ちで一気に膨れ上がってしまうのです。
ここまで人の心を魅了し動揺させるものというのは、なかなか存在しません。
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だからこそ、ゲームで負けても自制心を整えることができるようになれば、あなたのネガティブな感情に対する耐性が付いたともいえるでしょう。
では、具体的に考えていきましょう。
ポイントとしては「何かをしながら自分の心と向き合う」のです。
そもそも論として、ただでさえネガティブな感情にあるときに、自分の心と向き合おうだなんて、焼け石に水の状態で無理なこと。
だからこそ、何かをしながら、自分の心と向き合うことが大切です。
具体的には、歯を磨く、手を洗う、ガムを噛む、飲み物を飲む、立ち上がる、ストレッチするなどです。
あとは、スマホなどで絶対にイライラしない心が癒されるものを見るのもオススメです。
軽めのネガティブな感情であれば、何か他の行動をした瞬間に、感情がスパッと切り替えられることも多いはず。
何か他の行動をして感情が落ち着いたのなら、それ以上深く考えなくてもいいでしょう。
ただ、ものすごく激しいネガティブな感情であるならば、何か他の行動をしながら自分の心と向き合ってみましょう。
イライラするという気持ちを、「思い通りに動けなかった」とか「アイテムが出なかった」とか「仲間が悪かった」とか、ひとつひとつ細分化してみるのです。
そうすることで、「もっとこうすればよかった」とか「今度はこうしてみよう」とか、新しい発見があるかもしれません。
つまり、ネガティブな感情をネガティブなままで終わらせず、ポジティブまではいかなくとも、次につながるような状態まで軌道修正できれば理想的。
ネガティブな感情というのは、実は新しい考えを見つけるためのチャンスだと思えるようになれば、イライラする時間よりも、次はこうしようという考える時間の方が多くなります。
一時的にネガティブになったとしても、心を切り替えられるようになってくるのです。
ネガティブな感情は、自分が次にステップアップするための試練のようなもの。
いつまでもその感情に囚われることなく、ましてその感情に身を任せるようなことをせず、未来の自分がうまく対処できるように考えることで、心の耐性が付いてきます。
次にイライラしたときはぜひ、何かをしながら、自分の気持ちを細分化してみましょう。
あなたにとって、目から鱗が落ちるような新しい発見があるかもしれません。