思いやりの心こそ、人間の持つ素晴らしさの一つである。
~ 名言・格言 言葉のチカラ(管理人)~
相手を思いやる心を持つ人は、心が優しい人。
ただ、その思いやりの心は、決して人に押し付けるものではありません。
では、真の思いやりの心というものは、どこで見分けるのでしょう。
それは、損得勘定があるかないか。
打算的な考えのもとに動くと、無意識のうちに見返りを期待してしまいます。
そして、見返りがないことに対して苛立ち「人に優しくしても何もいいことない」という結論に至るのです。
そもそも、無理をして思いやりの心を持つ必要はないのです。
思いやりの心が持てないということは、現状、あなたの心が自分のことで手一杯の時です。
そんな時に、人に対して思いやりの心を持つのは無理なこと。
稀に、そのような状態でも人を思いやることのできる聖人のような人もいるとは思いますが、それはとてもレアなケースで一般的な参考にはなりません。
自分のことで手一杯の時は、まずは、自分のことに集中してください。
自分の心を守れるのは、自分しかいないのですから。
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ただ、もし、誰かから思いやりの心を受けたのなら、できれば、感謝の気持ちを伝えられるといいですね。
それすら気が付かないくらい大変な時もありますから、その時は無理をせず、自分の心に集中しましょう。
いつか、あなたの気持ちが落ち着いたとき、ふと、誰かからの思いやりの心に感謝するようになるでしょう。
それはとても小さなことかもしれません。
笑顔であいさつされたとか、席を譲られたとか、エレベーターのボタンを押してもらえたとか。
その思いやりの心に「ありがとう」と思える心こそが、また次の思いやりにつながっていくのです。
損得勘定なしで向けられた思いやりの心は、私たちの心に陽だまりのような暖かさを届けてくれます。
願わくば、個々の心が守られ、それぞれが思いやりの心が持てるような社会になりますように。