自分の仕事を愛すること

自分の仕事を愛し、その日の仕事を完全に成し遂げて満足した。
こんな軽い気持ちで晩餐の卓に帰れる人が、世にもっとも幸福な人である。

~ ジョン・ワナメーカー(実業家)~

自分の好きな仕事をしている人が、自分の仕事を愛することは至極当然なことです。
しかしながら、現実社会においては、自分のやりたい仕事ではない分野に身を置く人の方が多いことでしょう。

大切なことは、あなたの仕事は、単なる賃金を稼ぐということではなく、誰かの生活の一部になっているということに気がつくべきです。
あなたが心を込めて仕事をしているのであれば、必ずその心は誰かの元に届いています

自分の好きな仕事に就くことは、今の世の中、なかなか難しいかも知れません。
ですが、今、自分がやっている仕事を愛すること今日からでも出来るはずです。

「今の仕事にやりがいなんて見つけられない」と思うのであれば、まずその原因を考えてみましょう。

まず、会社内だけの世界で見ていませんか?
組織の人間でいる以上、仕事の善し悪しや評価は、上司が実権を握っている会社も多い事でしょう。
その上司と折り合いが悪かったりすると、「仕事がつまらない」と思いがちです。

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そんな時は、もっと広い世界で自分の立場を見てみましょう。

あなたが企画した提案、作成した部品、電話対応、その他のさまざまな仕事は、通信手段に違いはあれど、必ず他の誰かに繋がっています。

心を込めて誠心誠意がんばっていれば、必ずどこかで誰かがあなたに感謝することになるでしょう。
その笑顔は直接届けられる可能性は極めて低いですが、それでも、確実に誰かはあなたに感謝をしているのです。

仕事のやりがいというものは、誰かから与えられるものではなくて、自分で見つけるものです。
まだ見つけていないという人は、ある意味ラッキーかもしれません。
今の仕事にやりがいを見つけることで、また新しい人生の楽しみが一つ増えることになるわけですから。

自分の仕事を愛せるようになると、仕事に親しみがわいて楽しくなります。
そのためには、一度、自分の仕事を客観的な立場から見つめ返してみましょう。
知れば知るほど奥が深いと感じ、自分の仕事に誇りを持てるようになるはずです。