一つの扉が閉まれば、別の扉が開くものだ。しかし、人は閉まってしまった扉を長い間、未練たっぷりに見つめてしまい自分のために開かれた扉に気づかない。
〜 アレクサンダー・グラハム・ベル(電話の発明者)〜
物事の終わりというのは、始まった以上、望む望まないにかかわらず必ず訪れます。
心の準備ができていればその終わりを受け入れられますが、問題は、突然訪れた時です。
例えば、仕事で言えば、会社の倒産や部署の移動、リストラや企画の中止などがあります。
自分で予想してなかった以上、まさに寝耳に水状態で放心状態になってしまうかもしれません。
ただ、この時に忘れてほしくないのは、一つの物事が終わったら、必ず次の何かが始まるチャンスだということです。
なかなかポジティブに考えられないとは思いますが、ここはあえて、逆転の発想で気持ちを切り替えていきましょう。
今のまま続けていたら、もっと大きな損失になったと考えるのです。
確かに、今はひどい状態かもしれませんが、大難を小難で抑えたと考えるのです。
これはもう思考の癖としてトレーニングすべき項目といっていいでしょう。
人生は、自分にとって悪いことが起きるわけはない。
もし、悪いことが起きたのであれば、それは大難を小難で変えてくれたのだ。
どんな時でも、そのように考えるように常日頃からトレーニングするのです。
よく些細な事でもイライラする人がいます。
信号が赤ばかり続く、入った店が混んでいる、電車が遅れて遅刻しそうだなど、その小さなイライラが日常的になりすぎてリラックスできない人です。
これも、逆転の発想で考えてみましょう。
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信号が赤ばかり続くのは、車を運転しているならスピードに気をつけなきゃいけないなと振り返る時間。
歩いている時なら、ちょっと休めというアドバイスなのかなと自分を見つめなおす時間。
入った店が混んでいるのは、自分がおいしいと思ったお店だからこそ人気が出て混んでいるのは当然。
それだけおいしい店を自分で見つけられるなんて、やはり自分の味覚は正しいんだなと誇りに思う時間。
電車が遅れて遅刻しそうなのは、もしかしたら、その時間の電車に乗っていれば何かトラブルに巻き込まれたかもしれない。
次の電車を待つ前に荷物のチェックをしたら忘れ物に気がつくかもしれないし、何か出会いがあるかもしれません。
どうでしょうか。
イライラして過ごすよりも、気持ちを切り替えることで随分と気持ちよく過ごせませんか?
思考というのは癖があるように思えます。
常にイライラしてしまうのは、イライラしてしまう癖がついてしまっているからです。
それならば、どんな小さな事でも前向きに捉えるように思考を変えるトレーニングをしてみましょう。
信じられないかもしれませんが、続ければ続けるほど、その効果が実感できます。
今日、イライラしたのであれば、それはトレーニングのチャンスです。
どうポジティブな方へ思考を切り替えていくのか、真剣に考えてみましょう。
もし忘れがちならメモして残しておくのもいいでしょう。まずは実践、そこから始まります。