丁寧な言葉を聞きたいと思ったら、丁寧な言葉を使え。
~ カイ・カーウース(ペルシャ神話に登場する王)~
誰も、自分のことを理解してくれない。
誰も、自分の話を聞いてくれない。
誰も、自分に感謝してくれない。
もし、そう思っているのなら、一度、考えてみましょう。
あなたは、誰かのことを理解しようとしましたか?
あなたは、誰かの話を聞きましたか?
あなたは、誰かに感謝をしましたか?
最近のクレーマーや、自分さえよければいいという行動をする人たちほど、自分の主観だけで文句ばかりを言い、周りの迷惑を考えることなく一方的な要求を通そうとしています。
同じ人間だというのに、相手の尊厳を慮ることをせず、自分の主張ばかり。
周りの人が優しいからこそ、甘んじて受け止められていたと思いますが、これからはおそらく、そのような人たちは居場所をなくしていくことでしょう。
仮に、相手が困るような一方的な要求を受け入れてもらえたとしても、おそらく、そのような人たちは感謝をしません。
なぜならば、それが当然だと思っているからです。
人から受けた恩にありがたさを感じることのない人生とは、なんと貧しいことでしょうか。
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感謝できない人間は、感謝されることがないのです。
相手を大切にできない人間は、相手に大切にされるはずがありません。
どれだけ文句を言っても満たされることがなく、ただただ不平不満を言って、要求が通れば一時の優越感に浸り、また文句を言い始める。
まさに悪循環です。
心が潤うことがない自分を客観的にみることもできず、周りから人が離れていっても文句を言うことを止められず、いつのまにか誰にも相手にされなくなります。
その結果、社会を恨み、さらに文句を言うのでしょう。
情けは人の為ならず。
昔のことわざにもあるように、自分ひとりで生きているわけではありません。
クレームに対応している人も同じ人間。
心が傷つくし、落ち込んだり悲しんだりするのです。
そんな当たり前のことさえわからない人が、感謝されて優しい言葉を望むなどと荒唐無稽な話です。
理解されたいのなら、誰かを理解する努力をしてみましょう。
優しい言葉をかけてほしいのなら、誰かに優しい言葉をかけてみましょう。
感謝をされたいのなら、誰かに感謝をしてみましょう。
自分だけの世界はとても狭いもの。他者との交流を経て、世界を広げていきましょう。