頭の使い方

おなじ頭を使うなら、この先身にふりかかるかもしれない不幸を案ずるのに使うより、現にわが身にふりかかっている不幸に耐えるために使うほうがいい。

~ ラ・ロシュフコー(文学者) ~

本当に大変な時というのは、その事柄で手一杯なので考える余裕すらないのですが。
そこから少し落ち着いてくると、途端に色々なことが頭をよぎり始めます

今の問題がすべて解決したわけでもないのに、「このままずっと辛かったらどうしよう」と、まだ見ぬ先を心配したりするのです。

確かに、来るべき時に困らないように、然るべき対応をしておくのは大切なことです。

しかしながら、今の現状で手一杯なのであれば、話は別です。
まず、今の現状を改善することに全力を注ぐべきです。

いくら将来のことを考えてみたとしても、未来は現在の延長上にあるものですから、将来をよくするためには、今の問題と向き合わねばなりません

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時が解決するのを待つしかない問題もありますが、もし、あなたが動くことで何かが変わるのであるなら、積極的に動くべきです。

余程のことがない限り、みんながみんな自分の事で手一杯です。
あなたの問題を親身になって解決してくれる人を探すよりも、自ら解決に向けて動く方がよほど効率的です。

人生の中で同じような問題が何度も出てくるのであれば、それは、あなた自身が必ず解決しなくてはいけない人生の課題そのものなのです。

きちんとした解決方法を学ばない限り、おそらく何度でも同じ問題が繰り返されることでしょう。

将来のことを悲観するくらいなら、今の現状をよくすることに全力を注ぎましょう。
どんなに大変でも、どんなに辛くても、勇気をもって一歩を踏み出すのです。

その積み重ねこそが、悲観した将来を変える唯一の方法なのです。