涙とともにパンを食べたものでなければ、人生の味はわからない。
~ ゲーテ(文学者) ~
喜怒哀楽という感情に沿うように、人生には様々なことがおこります。
嬉しい事も、
悲しい事も、
悔しい事も、
楽しい事も。
そのすべてが人生の味を作るのです。
楽しいことやうれしいばかり起きてほしいと誰もが思いますが、人生はそんなに甘くありません。
誰にでも、悲しいことや辛いことが起きます。
もう何もかもが嫌になるときもあるでしょう。
もうすべてを投げ出したくなる時もあるでしょう。
ただ、私たちは、過去でも未来でもない、今を生きています。
それだけは、かけがえのない事実です。
今がつらかったとしても、どれだけ苦しかったとしても、未来まで続くかどうかは誰にもわからないのです。
そして、過去に得た経験こそが、苦楽を乗り越えた経験こそが、人生を味わう能力を授けてくれます。
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あの時は大変だったけれど、今はこんなに幸せに暮らせている。
あの時はすごく悲しかったけれど、今はそこで学んだことに向き合えるようになった。
つらい思いや悲しい思いは、長い人生の中で、必ず振り返ってしまうもの。
それらを乗り越えたという経験は、あなたの中での自信につながるはずです。
そして、その経験はまた、誰かの道標となったり癒しになることでしょう。
同じように、誰かの経験談を聞くことで、あなたの苦しさも和らぐかもしれません。
生きている以上、どんなに色々な経験をしたとしても、全てを味わいつくことは無理です。
だからこそ、あなたの経験は誰かのためになり、誰かの経験があなたのためになるのです。
そう考えると、むやみやたらになんでもかんでも挑戦する必要はありませんが、心に燻ぶった思いを抱えたまま日々を過ごすのは、どこかもったいない感じがしませんか?
多かれ少なかれ、毎日どこかでなにかが起こっています。
すべてに向き合うと疲れてしまいますが、可能な限り向き合うことが人生を存分に味わうことに他なりません。
自分の人生は、自分だけのものです。
あなたの人生を味わえるのは、あなたしかいないのです。
どんな状況でも、自分が望む未来を描きながら、一日一日を大切に過ごしましょう。
望む望まないに関係なく、人生は続いているのです。
思う存分、味わい尽くしましょう。