成功するということ

成功は結果であって目的ではない。

~ フローベール(小説家) ~

「成功したい」という思いは、誰でも一度は持つ気持ちです。
では、成功するためには、具体的にどうすればいいのでしょうか?

まず、成功するということについて考えてみましょう。
成功とは、何かの目的を達成できた時のことを指しています。

事業を成功させた。
面接に受かった。
試験に合格した。
大会で優勝した。
お金持ちになった。

何について成功しようと思うかは、それこそ、人それぞれ違います。
これは、年代でも違うでしょうし、性別でも違うでしょうし、その人の幸せ基準によっても大きく変わることでしょう。

では、具体的に、事業で成功したという例について考えてみましょう。

一口に事業で成功したと言っても、
「売り上げを上げた」のか、
「店舗が増えた」のか、
「株主が増えた」のか。

何を持って成功とみなすのかは、その人が何を目指しているかによって大きく変わります。

だからこそ、今、漠然と「成功したい」と思っている人は、その考えをもうちょっと具体的にイメージしてみましょう。

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売り上げを上げたいのであれば、その対象となる商品やサービスを徹底的に分析し、それに対してのプロモーションや販売方法などを考える必要があります。

店舗を増やしたいのであれば、資金が必要になることはもちろん、実際の店舗を建てる場所、そこでの集客についての見通し開店時期などを考える必要があります。

株主を増やしたいのであれば、投資をする際の不安材料をできるだけ説明をして取り除き、その上で、投資をさせるだけのメリットからアプローチしていくなどの対策が必要になります。

このように、成功したいと思うのであれば、より具体的に考えていかないといけません
どんなことが成功なのかがはっきりしていないと、進むべき道を見つけられないからです。

成功はあくまでも進んだ道に残る結果であり、成功自体を目的とするものではないのです。

面接や試験に受かるのは、成功というよりも目標であり、実際にその後どのように展開していきたいかというビジョンが必要になります。

ここを間違えて「面接や試験に合格する=成功する」になってしまうと、それだけで満足してしまい、合格した後に何をすべきか途方に暮れるようになり本末転倒です。

成功したいと思うのであれば、その成功に必要な目標をまず自分で見極めること。
そして、その目標に向かって努力することで、成功という結果が得られるのです。

自分にとっての「成功」とは一体どういうことなのか。
すぐ思い浮かばない人は、まだ見つけられていない証拠。
自分の目指すものをきちんとイメージできるようになりましょう。