幸せの定義

人間は笑う力を授けられた唯一の動物である。

~ F・クレヴィル(イギリスの政治学者) ~

「あの人、本当に幸せそうだなぁ」
きっと、一度は誰かをそう思ったことがあるはずです。

例えば、芸能人や有名人だったり、友人や家族だったり、先輩や上司だったり。
「幸せそう」に見える人は、意外と周りにいると思います。

では、なぜ幸せそうだと思ったのでしょうか?
本人に直接聞いたわけでもない場合、その根拠はどこから来たのでしょうか?

それはきっと、幸せそうに見える人は、笑顔が多いのだと思います。
数多くいる生物の中で、人間だけが笑う力を与えられています。

「うれしい」「たのしい」「おもしろい」は、すべて笑う力に繋がってきます。

つまり、笑顔が多いということは、それだけ「うれしい」「たのしい」「おもしろい」が多いという事。
毎日がそういう感情で過ごせたら、とても幸せなことです。

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でも、その感情は、大体自分一人ではなく、誰か(何か)のきっかけで起こりうるもの。
気が付いたときにちょうどよく訪れてくれるものではありません。
だからこそ、価値があるといえばそれまでなのですけども。

そこで、もうひとつの感情である「ありがとう」笑う力に変えるのです。
「ありがたい」という気持ちは、自分の心から作り出せる感情です。
ということは、自分の気が付いたときに笑う力を使えるようになるのです。

一見、当たり前と思えるところにも、感謝すべきところはものすごくあります。

あなたが食べている食事は、生産者の方々が手塩にかけて育て、調理する方がいるおかげ。
あなたが使っている家具や道具や家電は、工場で働いている方や開発・設計者の方々のおかげ。
あなたが通勤・通学できるのは、道路を整備する方や電車やバスを運転・整備する方々のおかげ。

無関心でいると何の変哲もない風景かもしれませんが、その先に誰かの温もりがあると思うと違う風景に見えるのです。
人は、どれだけ孤独を感じようとしても、必ず誰かの生活の先で暮らしているのです。

幸せの定義は人それぞれだと思いますが、唯一共通しているのは「笑顔」が多いという事。
笑顔がない人で幸せそうに見える人は見たことがありません。

「うれしい」「たのしい」「おもしろい」「ありがたい」
幸せになりたいなら、なるべく意識して自分の心にこれらの感情を置くようにしてみましょう。