お金の使い方

金銭は肥料のようなものであって、ばら蒔かなければ役には立たない。

~ フランシス・ベーコン(哲学者) ~

お金というものは、実に様々なものに変化します。

その使い方によって、物事が良い方向に進んだり、逆にトラブルを引き起こしたりする可能性がある諸刃の剣そのものです。

そして、お金の使い方を見れば、その人の性格や生き方が見えてきます。

特に結婚を前提として考えている人は、相手とのお金の価値観がかなり大事なので、よく注視すべきです。

ここで、今一度お金に対する自分の意識はどんなものかを考えてみましょう。

あなたが快くお金を使う時は、どんな場面でしょうか?

反対に、あなたが後悔をしたお金の使い方は、どんな場面でしたか?

使うものは「お金」で共通しているのですが、使う場面や用途によって、大分印象が違います

願わくば、気持ちのいいお金の使い方だけしていきたいですが、それを知るためには、まず自分のお金に対する意識に目を向けなければなりません。

そこで、自分の中で、どんな時に使ったお金が「いいお金の使い方」だったのかを定期的に振り返る必要があるのです。

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中には、「なかなかお金を使う勇気が出ない」という人がいるかもしれません。

お金は使えば減るものですから、使いたくないと思う心理は非常に理解できます。
でも、残念ながらお金というものは、手に持っているだけでは何も起きません

お金は、肥料のようなものです。

野菜を植えて育てようとしたときに、肥料があるのとないのとでは雲泥の差があります。

せっかく肥料を持っているのに、使うべき時に使わないのは、肥料としての意味がありません

ただ、肥料というものは、与えすぎると肥料焼けして枯れてしまうのです

大事なのは、自分に必要じゃないと思うことにはお金を使わず必要だと思う事柄にだけお金を使うということ。

とてもシンプルなことなのですが、いざ実践しようとすると意外と難しかったりします

例えば、安いからとあれこれ大量に買って後悔してしまう人や、本当は必要なのにまだ買う時期じゃないと我慢する人は要注意。

前者の場合、大量の商品を見て「なんであんなに買ったんだろう」と自分の意志の弱さにがっかりします。
後者の場合、買わなかった商品を見ながら「やっぱり買えばよかった」と自分の決断力のなさにがっかりするのです。

まずは、自分のお金に対する認識を確認し、きちんと自分のペースで使える人になりましょう。
貯めることももちろん大切ですが、使うべき時は悩まず使えるように普段から意識しましょう。