人柄を見極める

何を笑うかによって、その人柄がわかる。

~ マルエル・パニョル(小説家) ~

一口に「笑い」と言っても、様々な種類があります。

心が朗らかになるような笑いもあれば、皮肉を込めた笑いもあるように、人それぞれ笑いを感じる場所は違います。

もし、その人の人柄を知りたいと思うのであれば、何を笑っているのかに注目すべきです。
おもしろ映像やコメディなどを見て笑うのに注目するのではなく、普段の会話での笑いに注目するのです。

どれだけ人当たりが良い人だったとしても、人のうわさ話を嬉々として話すような人は深く信用してはいけません。

どれだけ優しい言葉を話す人だったとしても、自分以外の人を見下すような発言をする人は要注意です。

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笑うという行為は、素の心が出やすいのです。
それは、笑いの前では、人々は無防備になりやすいからに違いありません。

「人を笑う」ということは、「自分も同じく笑われる」ということ。
蔑み・皮肉・嘲りなどを含む笑いは、どれだけ整った顔立ちでも、心が冷たく感じてしまうのです。

仕事でも恋愛でも何でも、人間関係においてきちんとした信頼関係を築きたいのであれば、それはお互いの尊敬と対等な立場であるという意識を持たなければなりません。

地位や名誉は関係ないのです。
あくまでも人と人で対峙した時の対等な立場が必要となります。

「笑ってほしい」と思いながら話している人を笑うのは、礼儀
「笑ってほしくない」と思いながら話している人を笑うのは、非礼そのもの

笑いはあくまでも心の栄養剤。
その「笑い」で、誰かを不快にさせたり悲しませたりしてはいけません。

何を笑うかによってその人の人柄を見極め、それ相応の付き合い方をするように心がけましょう。