山勘というのは磨けば磨くほど当たる確率が大きくなりますよ。
~ 小柴昌俊(物理学者) ~
勘が鋭い人は、色々な場面でうまく立ち回れる確率が高くなります。
ただし、ただ単に勘が鋭いだけで、それに対処する術を講じるようにしないと、せっかくの能力がもったいないです。
例えば、「今日は雨が降る気がする」と思ったのであれば、折り畳み傘を持つというように、その勘を活かすように心がけるのです。
ここで、実際に雨が降ったかどうかは、さほど大きな問題にはなりません。
大切なのは、勘を活かしたかどうかです。
雨が降るにしろ降らないにしろ、結果として「あなたが雨に濡れることはなかった」ことに注目すべきです。
勘が働いたからこそ、濡れるという事態を防げたことに気がつくことが大切です。
見方によっては、「もともと雨が降らなかったから傘を持たなくても濡れなかった」という考え方もあるのですが、それは過ぎたから言えることであり、最初から降らないとわかっているなら、そもそも傘なんて持ちません。
「勘」というのは、意識とは違うところが色々な情報や過去の状況などで判断し、その結果、ふと思いつくものです。
何の脈絡もなく思い浮かぶ「勘」なんて、何一つありません。
必ず何かの考えを参考にし、その勘が働いているに違いないのです。
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だからこそ、勘を鋭くしたいのであれば、勘に従った行動をするように心がけることです。
先ほどの傘の件と同じように、その勘を活かしていくことが大切です。
しかしながら、勘に頼った生活をしてしまうと、様々なトラブルに合うことも多々あるでしょう。
ギャンブルなどがその典型的な例です。
ギャンブルと言っても色々と種類があるのでしょうし、色々なルールがあるのでしょうけども、そこで勘を働かせようと思うなら、やはりそれ相当の情報が必要になると思うのです。
あと、人間の勘が働くというのは、先ほども話した通り「意識とは違うところ」です。
ギャンブルなどだと、どうしても「勝とう」という意識が強くなってしまう分、勘が働きにくくなります
「今回は勝てる気がする」というのは、勘ではなくて単なる思い込みです。
「勘」と「思い込み」は似て非なるものなので、間違えないように気を付けましょう。
勘が当たるかどうかに意識を向けるのではなく、その勘があったからこそ、成功したり防ぐことが出来たという事実に目を向けるようにしましょう。
勘というのは、あなたが人生で経験したものを参考に作られるもの。
なるべく意識して過ごすようにしましょう。