希望を持つこと

太陽が輝くかぎり、希望もまた輝く。

~ フリードリヒ・フォン・シラー(ドイツの詩人) ~

この世界を包み込む太陽の光は、希望の象徴と言っても過言ではありません。
その光を受けた人々の心を、時に励まし、時に勇気づけ、時に癒してくれます。

しかし、この太陽は、常に世界を照らし続けているわけではありません。
ゆっくりと太陽は姿を隠し、宵闇の中に月と星々が輝き始めます。
そしてその夜の時間を終えたら、また朝日として昇り世界を照らすのです。

あなたの心が、どんなに深い闇にあろうとも、太陽と同じように、希望は必ずどこかに隠れています
上手くいかないことが続いたり、嫌なことばかり起きたりする時期も確かにあります。
そんな時は、今は夜と同じ状態で、また必ず朝が訪れることを思い出しましょう。

ただし、人間の昼と夜は、太陽と違い、24時間で区切れるわけではありません。
あくまでも、自分の心の中で、昼と夜の切り替えをしなければいけないのです。
あなたの心の中を「明るく」するのも「暗く」するのも、実はあなた自身切り替えることが可能なのです。

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どうすれば、元気になるのか?
どんなことをすれば、楽しくなり笑顔が多くなるのか?
どうすれば、心に余裕が持てるのか?

わざわざ人に聞かなくても、答えは自分の心の中にきちんと持っています。
あなたの人生は、生まれてから今までずっとあなた自身が歩んできた道なのですから。

だからこそ、自分が嬉しいことや楽しいことがわかるのと同時に、自分が苦手なことや嫌なこともわかるはずです。
どんな人間でも、その人生は「昼(楽しい・嬉しい)」「夜(悲しい・辛い)」の繰り返しで綴られています。

今、「昼」のように明るい気持ちでいられるのなら、その環境に感謝をして、来るべき「夜」に備えて準備をすべきです。
反対に、今、「夜」のように暗い気持ちでいるのなら、自分を見つめなおしたり成長させる時期だと割り切り、いつか必ず来る「昼」のために出来ることから始めましょう。

輝く太陽のように、天真爛漫に過ごす時期があるのと同じく、宵闇に包まれたように、後悔や不安など物思う時期もあります。
夜の暗さがあるからこそ、太陽の光がひときわ明るく感じられるのです。
自分の「心の夜」を恐れないようにしましょう。