幸せな結婚生活に必要なもの

結婚のロマンチックな幸福をあきらめると、結婚は幸福なものとなる。

~ パートランド・ラッセル(論理学者) ~

結婚に夢を持つということは、悪いことではありません。
愛する人と出会い、共に生活をし支え合い愛し合い、穏やかに年を重ねていくことはとても幸せなことです。

ですが、結婚をロマンチックなものだけだと考えてしまう人は、少し考えを改めてほしいと思います。
なぜなら、そのままの状態では決して幸せな結婚生活はありえないからです。
ドラマのような結婚生活を夢見ていたとしても、人生には色々なことが起こります。

結婚というのは、共に人生を歩んでいくということ。
楽しい時期もあれば、つらく苦しい時期ももちろんあります。
だからこそ、お互いに手を取り合い、励まし合い、その困難を乗り越えて絆が深まっていくのです。

では、幸せな結婚生活に必要なものは何でしょうか?
未婚の方も既婚の方も、今一度、自分の理想とする結婚生活を考えてみてください。

お金。愛情。安定した生活。

きっと、人それぞれ思い浮かぶことは違うと思います。
その中でも、私が一番大切だと思うのは、価値観の一致です。

よく「ケンカするほど仲がいい」と言いますが、考えの違いがあるからケンカをするわけであり、ケンカなんてしない方がいいのです。

理想的なケンカの終わり方は、悪い方が反省して謝り、悪くない方は謝罪をきちんと受けて許すことだと思いますが、大体がそんなケンカの終わり方なんてしていません

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そもそも、どちらが正しいと言えるような事柄が、毎回ケンカの火種になっているとも限らないのです。

そうなってくると、ケンカは理解を深めるためではなく、イライラするだけのものになってしまいます。

そんな状態なのに「よくケンカするけど仲がいいんですよ」と言う人は、おそらく相手方の不満がかなり溜まっているだろうと推測されます。

かと言って、我慢しろというわけではありません。
ただ、小さなことにもイライラしてケンカの絶えない状態こそが、そもそもの原因だと思うのです。

結婚をするということは、生活をするということ。
価値観が違ってしまうと、無駄な喧嘩に夫婦の時間を費やすことになってしまいます。

一番多い問題として取り上げられるのは、おそらく金銭感覚
次に、味覚。あとは趣味や仕事などに関する感覚です。

理解したいと思うあまり、相手の心に土足で踏み入るようなことをしてはいけません。

男性と女性は違います。越えられないラインがあるのです。
だからこそ、お互いが必要で、お互いを大切に思えるのです。

幸せな結婚生活を望むのであれば、まずは譲れない部分の価値観が合う人を見つけることです。
その上で、相手を思いやること、感謝の気持ちを忘れないこと、笑顔を絶やさないこと。
この先の人生を共に歩んでいく、大切な人を見つけられた幸せを、決して忘れないことです。