最悪を乗り越えるために

起こるべくして、物事は起きている。
最悪と思うことでも、想定される中で一番最善な物事だと思うことで、乗り越える力が湧き出てくる。

~ 名言・格言 言葉のチカラ(管理人) ~

昔から「悪いことは重なるもの」とは、よく言ったものです。

確かに、今までの人生の中で、悪い出来事というのは、なぜか同じタイミングで起こりやすいと感じます。

一つ二つならば、なんとか乗り越えられるでしょう。
もしくは、自分だけで解決することならば、あなたの心の持ちようでなんとかなるかもしれません。

しかしながら、一般的に言う悪い出来事というのは、身内の不幸や事故などのアクシデントだったり、仕事で言えば、他の人が起こしたトラブルに巻き込まれたりと、「自分と違うところで起きること」も含まれます。

そうなってくると、あれこれ対応しているうちに、自分自身のペースも崩しがちになり、疲弊してしまいます。

心身ともに疲れ果ててしまうと、そこから立ち直すことはかなり難しくなってしまいます。

よく、最悪のケースを考えて行動することで、心のショックを和らげようと自己防衛する人もいますが、その考えは危険な場合もあります。

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確かに、最善の準備をしておくことは素晴らしいことなのですが、常に最悪のケースを考えていると、今の立場を守ること以上の出来事がしづらくなるのです。

だからこそ、ある程度の準備をしたのであれば、そこから起こることは「全て起こるべくして起こるもの」と受け入れる気持ちが大事です。

人生というものは、生を受けてから死を迎えるまで順風満帆でいられる人はごく少数です。
いや、もしかしたら、そんな人は存在しないかもしれません。

あなたに起こったことは、どんなに苦しくても辛くても、考えられる最悪のケースの中では「一番最善な出来事」だと考えるのです。

確かに、死ぬよりも辛い出来事だと感じることもあるでしょう。
死んでしまえたら楽なのにと思うほどの出来事もあるでしょう。

しかし、死んでしまえば、そう思うことすらできないのです。
生きている以上、軽く聞こえる言葉かもしれませんが「いつでもチャンスはある」のです。

何もかも投げ出したくなるときがあっても構いません。
でも、そんな時に自暴自棄になってしまうと、後で必ず激しい後悔に包まれます。
あなたに起きたことは、「最悪の中では最善」なことだと思いましょう。
そう思い込み、心を軽くすることは、未来のあなたへできるエールなのです。