不幸だと感じたとき

不幸はナイフのようなものだ。ナイフの刃をつかむと手を切るが、とってをつかめば役に立つ。

~ ハーマン・メルヴィル(アメリカの作家) ~

自分が不幸だと思う瞬間は、誰でも経験があるはずです。

大切なのは、それを不幸のままに終わらせるのか、それともそこから何かを見出すのかの差です。

確かに、自分に起きた不幸を嬉しがる人は誰一人いません。

だからこそ、無理やりにでも別の方向から考えてみるのです。
光と影があるように、物事には二つの意味があることに気が付くべきです。

では、どうやって考えていけばいいのでしょうか。

例えば、人に裏切られたのであれば、人を信用しすぎた自分に嘆くのではなく、その人が自分にとって価値のない人だと気が付いて良かったと思うのです。

誰しも生きる時間には限りがあります。

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その限りある時間の中で、自分にとって価値がない人との時間を過ごすのはもったいないことです。

それに気が付けただけでも、残りの人生かなり得したことになります。

自分が望んだようにならないのであれば、その原因を一つ一つ見極めて解決していくことです。

自分の足でしっかりと乗り越えた経験は、将来自分のためになるのはもちろん、同じように悩む人の気持ちもわかるようにもなるのです。

実際の経験に基づいた言葉は、人の心に訴えかけるのです。
あなたの今の不幸は、いつか自分自身を、そして誰かを救うものになるでしょう。

不幸に打ちひしがれ、涙が枯れるほど泣き崩れていても、事態は何も好転しません

もし、あなたが幸せになりたいのなら、不幸を乗り越えたいのなら、自分の足で立ち上がるのです。

なぜ、不幸だと思うのか。
現状を変えるためには何が必要なのか。
どうなれば幸せなのか。

不幸を感じることで、自分の幸せがイメージしやすくなるのも事実です。
心を悲しみに閉ざさずに、明るい未来のために必要な抵抗とわりきって乗り越えていきましょう。