誤りを恐れること

人生で犯す最大の誤りは、誤りを犯しはしないかと絶えず恐れることだ。

~ エルバード・ハバード(アメリカの作家) ~

人間、誰だって失敗したくはありません。

それは、失敗を犯した人間がどう評価されるかを、今までの人生の中で見てきているからでしょう。
だからこそ、失敗をしないように、いろんなことを想定して準備することを学んでいきます。

ただ、ここで気を付けなければいけないことがあります。

それは、本当はチャレンジしたいけど、失敗するのが怖いから「安全策」を選んではいないかということです。

「安全策」を選ぶということは、一見、とても正しい選択に見えます。
もちろん、それが一番というときもありますが、本来チャレンジしたかったことを捨ててまで選ぶのは良くありません。

「やらなかった」という後悔と、「できなかった」という後悔は、全然違います。

やらなかったということは、チャレンジすらしなかったということ。
つまり、もしかしたら上手くいったのかもしれないという思いがずっと心に残り続けるのです。

確かに失敗していない分、傷つくということはなかったかもしれませんが、その分、あきらめられない思いが心に残ります

できなかったということは、チャレンジしてみてだめだったということ。
また経験や知識を得て再チャレンジするかもしれないし、スッキリとした気持ちであきらめられるかもしれません。

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失敗して傷つきますが、自分の意志で進むか退くかを選択することができます。

あなたの人生はあなたのものです。
自分の人生を振り返った時、チャレンジしなかったことを後悔しても遅いのです。
時間は進むだけで戻ることは絶対にありえないのですから。

仮に、あなたがチャレンジしたことで失敗をし、他人からの評価が下がったとしましょう。

でもそれは、あくまでもチャレンジしたことに対する結果で評価が下がっただけで、あなた自身の評価が下がったわけではありません

失敗を極端に恐れる人は、失敗することで人格すら否定されたような気持ちになる人だと思います。

あなたの人間としての価値は、成功しようと失敗しようとなんら変わりません。
人間としての価値は、あくまでも心を正しく持ち続けるということです。

人に迷惑をかけない、人の嫌がることをしない、自分の為すべきことから逃げない、思いやりの心を持って清く生きるということ。

人間として価値がある限り、仮に失敗をしたとしても、誰もあなたという人間を非難しません

逆に、いくら成功をおさめていたからと言っても、他人を欺き蔑んでいる人は、見かけだけの人間関係で心は孤独のままでしょう。

失敗を恐れてチャレンジをしないということは、あなたの可能性をあなた自身が信用していないということ。
あなたの価値は、成功の有無で決まるわけではないということを忘れずに、失敗を恐れずチャレンジしてみましょう。

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