人に使われることを嫌がるな

人に上手に使われることは、やがて自分が人を上手に使うための最良の修行である。

〜 竹岸政則(プリマハム創業者) 〜

人に使われることを極端に嫌う人がいます。
おそらく、プライドが許さないとか自分の信念と違うとか、そういうことを考えて嫌なんだとは思いますが、それは実はとてももったいないことです。

仕事している以上、ずっと新入社員ではいられません。
年齢や実績と共に部下がつき、人に指導する立場、すなわち、人に指示する立場になっていくのです。

そのとき、さまざまな部下のパターンに悩むことでしょう。

素直にやってくれるタイプ、自分の意のままに進めようとするタイプ、プライドが高くてすべて批判するタイプ。
これ以外にも、実にさまざまなパターンの部下に悩むことになるのです。

そんなとき、何が解決のきっかけになるのでしょうか。
それは、自分が部下時代に経験してきたことです。

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あの頃、自分は何が嫌で反抗していたのか、または同僚や友人たちも、何が嫌で反抗しいたのか、そこから解決策が見えてくるのです。

むしろ、部下時代の今しか経験できないことが山ほどあるのです。

理不尽な怒られ方をしたときは、自分が上司になったらこういう言い回しにしよう。
いっぱいいっぱいになるほどの仕事を押し付けられた時は、自分が上司になった時はもっとペース配分に気を配ろう。
励まされてうれしかったり、認められてうれしかったりしたことは、その上司を見習うところ。

今だけにフォーカスを当てると、理不尽なことで嫌なことだらけかもしれませんが、毎日毎日さまざまな課題を将来のあなたのためにを出してくれているのです。

今、思い悩んだことは、必ず、将来あなたの力になります。
それは、友人の仕事の悩みも同じ。仕事の愚痴を言い合うのは大いに結構、どんどんしましょう。
ただ、必ずその愚痴に対しての解決策はイメージしておくようにしましょう。
そうすることで、単なる愚痴が、スキルアップに必要な課題になるのです。

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